訂正とお詫び:3月14日発行(第44号)聖母欄(1)に誤字

#313 1985年9月8日 フールダ(ドイツ)

公証の時

 特に愛された子らよ、きょう、わたしの汚れなき心に入り、わたしの導きに委ねるようにとの、わたしの勧めに従いなさい。このわたしの勧めを受けいれ、わたしの心に身をささげる人は皆、わたしの勝利の軍団に入ります。
 わたしの誕生の祝日のこの日、わたしはあなたたちがわたしの揺りかごのまわりに愛と祈りの香り高い花輪を作るように望みます。
 きょうわたしは、あなたたち皆が、公の、勇気ある証人となるように望みます。暁の始めのように、月のように美しく生まれたあなたたちの天の母をごらんなさい。現在、何が人の生活を暗くしていますか? それは神への反逆と、その頑なさ、そして広範な否定の闇です。あなたたちはいたる所で、”神は存在しています! 神に並びうるものは誰か?”と力強く叫ばなければなりません。
 人類にとって救いの唯一の方法は、神に戻ることです。したがってあなたたちは、祈りとつぐないの道、愛と断食の道を進み、母としてわたしがのぞみもとめる改心と主に立ち戻ることへの勧めを、勇気をもって広めなければなりません。人類にとって、改心のために残された有益な時間は、わずかとなりました。
 ”太陽のように輝いて”生まれるあなたたちの天の母を思いなさい。きょう、何が教会の美しさと輝きを陰らせているのですか? それは、サタンがその中に持ち込んだ誤りです。それは常にますます広がり、たくさんの魂を信仰の喪失に至らせるのです。
 これほど広がっている誤りと、この大きな背教の原因は、不忠実な牧者たちです。かれらは、誤りを勇気あることばをもって断罪し真理を弁護すべき必要なときに、沈黙するのです。かれらは、小羊のうわべのもとに隠れてキリストのむれに入った貪欲な狼の仮面をはぐべき時に、何もしないのです。かれらは、そのむれが引き裂かれるに任せる吠えない犬です。かえって、あなたたちは、誤りを断じ、真理を守るために、力と勇気をもって話さなければなりません。あなたたちが公の、勇気ある証人となる時は来ました。
 教会の内部に入り、日毎により大きくなる深い分裂も、教会の輝きを陰らせます。あなたたちは、教皇と、教皇と一致する司教たちと一つになり、強力にこの一致を証拠だてなければなりません。教皇の勇気ある護衛者となりなさい。教皇に逆らう司教たちに従ってはなりません。むしろ、あなたたちは、教皇の教権にさからう人々、その逆を教える人々を公に否定しなさい。”戦いに姿勢揃いした軍団のように”生まれるあなたたちの天の母を思いなさい。
 何が私の敵の総攻撃に対して、あなたたちの力を空しくし、恐れとどめさせるのですか? それは、わたしの子イエズスの生命からあなたたちを遠ざける罪の容認です。また、力をもたらす祈りを大きく怠ることです。
 あなたたちはこんにち、罪に対して立ち向かう勇気ある証人でなければなりません。あなたたちを通じてイエズスが与えられる若い和解秘跡によるたまものが、教会内でふたたび大きく輝かなければなりません。しばしば告白し、もっと祈ることに、ふたたび戻りなさい。わたしとともに祈り、聖なるロザリオをもって祈りなさい。
 わたしの教皇がこの場所で語ったことは、真理です。
 あなたたちに、もっとも大きな罰が迫っています。わたしに委ね、この恐るべき時に用いる武具は、聖なるロザリオであることを思いなさい。こうして、あなたたちは、わたしの軍団をつくることになります。わたしが、間もなくこれを大いなる勝利へと導くでしょう。

『聖母から最愛の子 司祭たちへ』ゴッビ神父著 (司祭のマリア運動日本支部