十字架の道行き 第七留

第七留 イエズス二度(ふたたび)倒れ給う 『公教会祈祷文』カトリック中央協議会編 昭和34年度版より

    
 ああキリストよ、主は尊き十字架をもつて世をあがない給いしにより、
 ▲われら主を礼拝し、主を讃美し奉る。

 主の御力(おんちから)は血と共に減り、今は御足(みあし)も進みかね、息たえだえにてうつぶせに倒れ給いぬ。ユデア人(びと)らはなおもあわれまずして打ちたたき、棄物(すてもの)の如く扱いつつ強いて歩ませ奉れリ。
 ▲主イエズス・キリスト、われら御血(おんち)の跡を慕いて、深く愛し奉る。主の二度(ふたたび)倒れ給いしは、われらの悲しむ時に当りて、頼もしき心を失わせじとなり。天に昇る道は十字架の道にて、すなわち苦しみの道なれば、御苦難(ごくなん)の功力(くりき)により、われらをして雄々しき心をもつて、歩ましめ給わんことを、ひたすら願い奉る。アーメン。

(主祷文) 天にましますわれらの父よ、願わくは御名の尊まれんことを、御国の来らんことを、御旨の天に行わるるごとく地にも行われんことを。▲われらの日用の糧を、今日われらに与え給え。われらが人に赦す如く、われらの罪を赦し給え。われらを試みに引き給わざれ、われらを悪より救い給え。アーメン。
(天使祝詞) めでたし、聖寵充ち満てるマリア、主御身と共にまします。御身は女のうちにて祝せられ、御胎内の御子イエズスも祝せられ給う。▲天主の御母聖マリア、罪人なるわれらのために、今も臨終の時も祈り給え。アーメン。
(栄唱) 願わくは、聖父と聖子と聖霊とに栄えあらんことを。
 ▲始めにありし如く、今もいつも世々にいたるまで。アーメン。

 主われらをあわれみ給え。▲われらをあわれみ給え。
 願わくは死せる信者の霊魂、天主の御あわれみによりて安らかに憩わんことを。▲アーメン。
 ああ聖母よ、▲十字架にくぎ付けにせられ給える御子の傷を、われらの心に深く印し給え。

▲:皆で唱える。

聖骸布にもとずく十字架の道行き』モンシニョール・ジュリオ・リッチ著 小坂類治、マリア・コスタ訳(ドン・ボスコ社 1976年刊)より

第5留 2度目に倒れる
(序文より:…論理的にするため、各留の配分を入れ替えた。―3度倒れられたのちに、シレネのシモンを、十字架につけられる直前にベロニカをおいた。)

ポジティブとネガティブで示した聖骸布の人の顔面(26頁と27頁の説明)

 額の中央の皮下溢血と鼻柱の骨折。

これは、聖骸布の上に現れている、額の中央の腫れと、鼻柱の骨折から読みとることができる。
聖骸布が額の所に置かれた時に中央が腫れていたので、横のほうは触れなかった。中央部分だけ触れていたので、その印をつけた。横のほうは影になっていた。いっぽう、鼻柱については、専門家の判断によると、軟骨の始めと鼻柱の端とのあいだにくぼみがある。これがぶつかった時の骨折の印である。
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*先月の雪の日、朝ミサの帰りは大雨大風となり、傘がすぐにダメになり…バックも水浸しになり、入っていたフラッシュメモリは、PCでディスクを読み込むことができなくなってしまいました。準備していた「十字架の道行き画像」(オードリック神父様からの)第五留まではUPできましたが、第六留からの画像がありません。残念。。。