父母のためにする祈

天にますますわれらの父よ、
主はわれらに父母を敬うべしと命じ給い、
これを愛せしめ、これに仕えしめ、
そのために祈らしめ、子たるの道を尽さしめ給う。
父母(ふぼ)はわれを生み、かつ育てんがために、苦労、困難をしのぎたれば、
われをしてこれに報ゆるを得しめ給え。
願わくは、その霊魂と肉身とを助けて、永く生きながらえしめ、
主がいにしえの太祖に約束し給いしあまたの御恵みを、
かれらにも与え給え。
しかしてこの世においては、みずから善業の功徳を積み、
かつ子孫の徳行を見て喜びたる後、
ついには子々孫々(ししそんそん)と共に、
永遠に主の御前に楽しむことを得しめ給え。  アーメン。

(公教会祈祷文p260~261)