「十字架の道行き」の免償

十字架の道行きを行う者は、全免償を受ける。

十字架の道行きを行う者は、全免償を受ける。
全免償を得る為には、次のような規定がある。

a. 十字架の道行きの祈りは、正規に作られた十字架の道行きの各「留」の前で行われなければならない。
b. 十字架の道行きを作る為には、14の十字架が必要である。エルサレムでの御受難の各「留」を記念する為、聖像もしくは聖画を備え付けることが望ましい。 
c. 十字架の道行きは一般に14の朗読と口祷から成り立っている。この信心業を行うためには、主の御受難と御死去の一般的な黙想だけが必要である。各留ずつの黙想をすることもできる。
d. なお、各留への移動が必要である。多数の人の移動が困難な場合には、先唱者が移動するだけで充分である。
  障害があってこの信心業に参加することができない者でも、主の御受難と御死去の朗読と黙想を少なくとも30分行えば、全免償を受けることができる。

エンデルレ書店(昨年閉店)からいただいた免償についての小冊子より抜粋

表紙には:
免償 教皇パウロ六世は、1967年1月1日に、免償(贖有 Indulgentia)に関する使徒憲章”インドゥルジェンチアルム・ドクトリナ”を発布した。さらに1968年6月29日には、第二バチカン公会議の要請を受けて、パウロ六世の認可のもとに、免償についての新しい規定(Enchiridion Indulgentiarum; normae et concessiones)が出された。この規定とともに、全免償と部分免償の新しい目録が発表された。
皆様のお祈りで沢山の免償を受けましょう。
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'87・6・21
免償とゆるしの秘跡