お詫び

先日UPした聖書と聖人祝の欄に、誤りがありましたことを、お詫び致します。

四旬節までの準備の期節
七旬節・六旬節・五旬節といわれる三週間の典礼期節がはじまる。
この四旬節に先だつ三週間は、四旬節の準備ともいうべき期節で、四旬節の特色をあらわしている。すなわち、祭服は紫になり、ミサ中の栄光頌はとなえず、「イテ・ミサ・エスト」もとなえず、アレルヤの代わりに、<栄誦>をとなえる。こういう準備の期節は、東方教会から伝わった習慣で、六、七世紀からのものである。中世の典礼学者によると、七旬節は、ヘブライ人がバビロニアに流されてから帰国するまでの七十年をかたどっているという。キリスト信者についていえば、あがないまで、罪の奴隷となっていた長い期間をかたどっているといわれている。典礼の色が紫になるのは、季節の変化の最も端的なあらわれで、典礼上の春のおとずれを待つ信者たちが、内的に心を改め、イエズスによって新生した新しい人間に変わることを暗示し、かつ教えている。七旬節は、1月18日から2月22日までの間にはじまる。

主日のミサ典礼書』フェデリコ・バルバロ訳編 ドン・ボスコ社昭和39年度発行より