お詫び

*『信徒通信』6月号聖母欄(1)において、ふりがなが、左下方にずれてしまい、読みづらくて申し訳けありません。

#353 深い傷

私は、あなたたちの無原罪の母です。私は、悲しむ者の慰めです。私の子よ、あなたのこの旅路に、どれほどたくさんの苦しみが待っていることでしょう。一方では、あなたは、私の司祭たち、特にたくさんの信者たちが、わたしの呼びかけに、これほど寛大に答えてくれるのを、あなたは見ていますが、他方、深い傷と大きな苦しみとを、いたる所に見ています。これは、今あなた達が生きているところの悪い時代のしるしです。
 神を排斥し、無意味な、そして希望のない道を歩む人々は、苦しんでいます。愛のない無限の砂漠になった世界のなかで、いのちに生まれてくる小さな人々は、苦しんでいます。悪のすべての経験をしいられ、不潔と麻薬がこれほど広がっていることによって、裏切られてしまう若者は、苦しんでいます。
 大人たちも、家庭の中に侵入した分裂と離婚の恐ろしい、治りにくい悪のために、苦しんでいます。
 ひとりぼっちの孤独の中に見捨てられ、家族からも、社会からも堪えられない重荷のようにみなされている老人たちは、苦しんでいます。
 天罰の日には、深い苦しみにみちあふれていることでしょう。
 失望してはなりませんよ。私の汚れなき心の避難所にお入りなさい。私の光が導いてあげるままにまかせなさい。私の光は、ますます輝くでしょう。今は、私の時だからです。私は、あなた方のすべての傷をやわらげる露(つゆ)です。私は、あなた方のあらゆる苦しみに対して慰めとなるのです。
 私は、あなたたちの側にいて、あなたたちを、救いと喜びの聖主に導くやさしい母なのです。

『司祭から最愛の子 司祭たちへ』ゴッビ神父 司祭のマリア運動

'88・6・7
'88・6・10