『手記 -世紀末の黙示録- 抜粋』 マリア・ヴァルトルタ著 (天使館発行)より

イエズスは言われる。
「 わたしはただ一人の裁き主だ。信仰あるいは祖国の名のもとに、同じ人間に対して逆上する人はだれであれ、愛徳に、したがって、神に逆らっている。…しかしながら、祖国愛や信仰擁護をいつわりの口実として、略奪をほしいままにしたり、自分たちだけの利益に供するために殺戮を行う人々に対しては、わたしはすでに呪いのことばを発しているし、最後の審判の日には、その呪いは天空を満たしてひびきわたるだろう。
(163頁)