待降節第二主日

降節第二主日 

ミサ聖祭
(指定巡礼堂。エルザレムにおける聖十字架の大聖堂)
イエズスがこの世に来給うたのは、人々をあがなって、十字架上で御死去になるためであった。ベトレへムは、直ちにカルワリオを思い出させる。これがために、本日の指定聖堂は、元、聖女ヘレナ皇后の宮廷があったところに立ったもので、「エルザレムにおける聖十字架」大聖堂という。
ローマ典礼では、このローマの大聖堂を、エルザレムの十字架の大聖堂に模したものと見倣している。現在も、ここにイエズスの十字架の断片が保存されている。
そこで、本日のミサでは、エルザレムを度々暗示している。エルザレムを、公教会のかたどりと見、主の近き来臨をよろこび祝っている。

主日のミサ典礼書』より ドン・ボスコ社 昭和39年度版