祝 無原罪の聖マリアの祝日


至聖なるマリアの無原罪の御孕(やど)りの祝日

 一級大祝日
無原罪の御宿(やど)りの祝日を祝ったという歴史は、東方教会では、6世紀、西方教会では9世紀からのことである。
聖アンセルモとベネディクト会、ドゥン・スコトとフランシスコ会は、マリアのこの特権を常に支持して来た。
クレメンテ11世教皇は、1708年に無原罪の御やどりの信心を、全教会にすすめ、 1854年12月8日、ピオ9世によって、“聖マリアはアダムの罪の結果を身におびずして懐妊され給うた”ことを、信仰個条として宣言された。
神の母となるべく予定されたマリアは、一瞬たりともサタン(悪魔)の支配下にはなかった。
キリストの功徳の予定によって、聖マリアは、原罪なく、聖霊にみちたものとしてやどられ、この世に生れ出給うた。

(ミサ聖祭
聖マリアのいと浄きよろこびと心を合わせて、聖マリアを御独り子の御託身の神殿となすべく、かくも美しくけがれなくえらび給うた神に感謝しよう。聖マリアは、神の上智によって永遠に選び出された。
公教会は、聖書が神の上智によって語っていることを、ためらうことなく聖マリアに適用する。
聖寵にみちみちたこの「新しきエワ」は、あがない以前のあがないであり、御民のほこりであり、喜びである。
聖マリアのこの特権に信仰を持たねばならぬ。その恩寵は全人類に及ぶものである。)

主日のミサ典礼書』より ドン・ボスコ社 昭和39年度版

無原罪の聖母

‘96・3・26 — 受胎告知の祝日
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'96・4・3