'96・3・26 — 受胎告知の祝日…つづき3

私は 恵みの深淵なる、このみ心のうちにこそ、我が力を発揮した ♡ 天と地の造り主、恵みの源は天国で自らの天国を見いだし、恵みのうちなるご自分の恵みが、奴隷の姿でやって来られるのを見た。 私は驚くほどの謙遜*を訪れ それは仕えられるためではなく 仕えるためだった。 人類の贖い主なる、私、約束されたメシアは、我が聖心の全き肖りのもとを訪れ 悲しみと、歓び、苦しみと、殉教、不思議や、裏切り、苦悶や、鞭、刺し貫かれたことも、十字架をも分ち合った。 私どもの心はともだって 贖いを成し遂げた。
*聖母

聖母が地上で過ごされたどの瞬間も、愛と、慈しみ、謙遜と清らかさの全き讃歌。 我が宝のうちなる宝だった。私は、聖心の肖りであり似姿なる、この聖なる心を訪れ、神-人となった こうして彼女の足跡をたどり** 彼女も後ほど私の足跡をたどった。*** 私は はるばる十字架まで すべてを彼女と分かち合ったと以前も述べた。 ただ心の中で語り合う、私どもの一致とは これほどまでに親密な全きものであって言葉はいらなかった。 私が不在のときも 言葉や思いを彼女に伝える必要はなかった。 我が聖霊の至高なる力をもって、一切が知られていた。 その童貞なるみ心のうちに 一切が彼女には知られていた、神を所有し 神も彼女を所有していたがゆえ。 こうして彼女にとって日々の糧とは 永遠の父のご意思だった。
** イエスがご自分の母に 子どもとして従われたとき。
***マリアはイエスの使命に従われたと理解しました。


ああ 被造物よ! 私の魂は これほど多くのあなた方が聖母のみ心を拒むがゆえ 深い悲嘆にくれている!そして私がこの人々を、有罪と定める日を思って 我が天使たちは打ち震える! だが聖母を尊び愛した者たちには、天国に踏み込めるよう み心の門が開かれている。そして彼女を愛し尊ぶ者たちにはこのように言う:「来なさい! 地上で大きな愛を母に捧げたがゆえ 今日は自分たちの部屋に入ってきなさい そして我が聖なる神殿*に 挨拶するのを許そう。」 被造物よ、天に現されたこの大きな印**、悪魔たちを恐れで無力にする太陽をまとった女性、天を光で満たし 暗闇***を恐怖させている この大いなる印とは ほかでもなく私の母。 暗闇と対比するよう 私はこの至聖なる乙女を立ち上げた あなた方皆の燃えさかる火の柱となって 夜闇の足取りを導き、昼は皆の太陽としてその恐ろしい暗がりの心を 照らしていただくように。
* 聖母:神の神殿。  ** 黙示録12・1。   *** 悪魔。


— 私が聖霊により 乙女なる母の胎に宿ったその日、悪魔たちはみな恐怖のあまり動けなくなった それと同時に天国では天軍がこぞって 神を讃美しながらうたった:

「天の高みでは神に栄光、そして神のご好意を得た人びとには平安。」

こうして私は 天から天に、玉座から私のみ座に下ってきた…そうです、あらゆる美徳が花開き その全き愛の薫りで我が聖心を夢中にさせた そのみ座に。 私の全きお方のみ心は比類なく あまねく愛すべきお方…み心は、無原罪として宿られて以来 絶え間ない祈り、贖いの芳香、神への絶え間ない礼拝となられた。 それは真(まこと)の葡萄の木がその土壌に根を張るよう 御父の力強いみ手で耕された葡萄畑。

ま昼のように明るい、聖母のみ心のもとに来なさい、来て 彼女の、み手から光線となって輝き出る、数多の、恵みを 受け取りなさい。 恵みと真理にあふれる、我が心は 恵みと真理にあふれる乙女の胎のうちに 肉となった。 一つに結ばれた、私ども二つの心は、苦々しい疫病に打ち勝つ、それは肉体的強さや武力によるのではなく、犠牲とによって ♡