'96・3・25 — 受胎告知の祝日

私は主のはしため お仕えするためにまいりました、荘厳なお方よ。あなたがおられないなら 私は無にすぎません、わが霊魂を ただひたすら満足させるお方よ、耳を澄ましております。

愛する者よ、来て学びなさい: 誰が私をいちばん歓喜させたか? 私をいちばん歓喜させたお方が誰か教えよう: それは 新たなエワ。 そうです! 太陽をまとい、月の上に立ち、頭には 十二の星を冠とする女性*。
 天とそこにあるすべて、地とその抱かれているすべて 海とそこにかかえる**すべての造り主なる私は これらいっさいの上に***この女性を立てた。 天の元后(げんごう)は 常に至高者の玉座を前にしておられる。
* 黙示録12・1。
** 黙示録10・6
*** この方が月の上に立っておられるのがその印です。


天が地より高いと同じほど その名は偉大、その名は、光の衣装をまとう。 聖なる名:

                   神の母

を身に付けたお方に 世界はあまねく膝を屈(かが)めるように。 その無原罪の胎に、汚れない小羊なる、私を受け入れ、神殿のための神殿となって、我が誉れとなられた。来て 彼女を讃える新しい歌をうたうがよい、地上に住む皆よ、 神 — 人とも*なった私を身ごもった胎、祭壇であられれ、汚れなき御心を たたえるがよい。 この太陽をまとう女性ほど 私の誉れとなった者はいない。 そうです! この女性は全き愛のうちに華麗な美をたたえ そこを通られるなら どの島々も、山々も、岡も、谷も泉も 深く頭をたれる。 そして昨日と同様 今日も、まこと麗しい愛が 地上を通られるときは、 我が天使たちに付き添われ 天使たちの目は 御父の傑出した美である崇むべきお方、乙女のうちの最も聖なるお方を 絶え間なく誉め讃え、感嘆して眺める、このお方が地上を通られるときは、慈悲深く介入なされ、あなた方の懇願にお応え下さる。 言わせてほしい: 我が聖心は あなた方の天国。 楽園であって、  あなた方の王国。 嗣業の地、永久の安息の地。 
こんなにも愛しているこの心に 近づきなさい そうするなら、我が心より、あなたの心に豊かな祝福を注ぎ出し、その霊魂を 春の晴れわたった日のような無上の祝福に変え、象牙の塔、私だけの天国に変えよう。 この私の愛を誰が疑い得よう? ああ、愛する者よ、私の愛を疑うたびごと、我が悲嘆によって太陽は暗やむ…今日は、大いなる愛をもって、御母**のお心を顕示したい、
*イエスは神でもあるので、「も」とおっしゃったのです。
**「御母」とイエスが発音された時、そのお心が愛で溶けてしまわれるのを感じました。


「ああ 御父の傑作*! ああ ヤハウェの崇高な傑作よ! 我が聖霊の浄配! 光り輝く聖櫃よ! 愛する者**に愛された、あなたのお心は、私どもと一つ! お心は 囲われた我が庭園、封印された泉。 お心は庭園を肥沃にする 泉。 お心は、愛すべきお方よ、私に栄誉をもたらした、我が玉座。 この聖心の心よ、私どもの現存 我が全天の王宮の現存のうちで 私が戴冠したお方よ***、我が被造物のうち誰が お心を拒めよう?**** あなたこそ、美徳をしっかり纏(まと)った、力ある箱船、私の新しい歌***** 竪琴、我が砦よ、天と地の造り主は あなたの気高さに魅了され、私どもの現存のうちに立ちながら あなたの加護を呼び求めるすべての人のそば近くにも あなたは立っておられる。 ところが、人はどうして これほど身を窶(やつ)してまでも 偽りの道をたどってはお心を否むのか?」
*イエスは大声で 聖母に語っておられます。
**「愛する者」は愛なる三位一体の神と理解しました。
*** キリストは急に沈んだお声となられました。
****イエスは悲しそうであり 驚いておられました。
***** 新たなエワを意味すると理解しました。


被造物よ、私が、この方のお心の 心だとは聞いていなかったか? この方の霊魂の 魂、この方の霊の霊だとは? 私ども二人の心が 一つに結ばれているとは聞いていなかったか? 贖い主なる私の心を 思ってほしい、すべての星座を合わせたより 人類の上に明るく光り輝く元后なるお方の心を 思ってほしい。 それは太陽よりもまばゆく輝いている。 その独特な完全さゆえ 我が栄光のように光輝く。 あなたの神を宿す聖櫃なる方を 思ってほしい。 私が我が玉座を重んじると同様 よく考えた上 この方も重んじるように。
こうは尋ねないでほしい:「至高なるお方が 天の王宮でこんなに高い座を この女性に与えておられるとはどうしたことか?」 見よ、彼女を 我が天使たちと被造界の元后として任命しただけでなく 我が玉座ともなっていただいた。 万物の主なる、私が 我が聖心のうちに第一の場所を この女性に与えたがゆえ、天と地の元后は 王の王が座す玉座でもある。 輝く王冠となるべく生まれ、ダビデの血筋により肉となった真の光を宿す器となるべく生まれ、私の栄誉 そして誇りとなるべく お生まれになったこの方に、聖霊は 御父と私をともない こう言われた:
 

  「恵みあふれるマリアよ、私どもがともにいます。
  どんな秘密も あなたには隠さない、私どもの息吹は あなたの息吹となる、
  私どもの栄光の全き発露、慈愛の肖りなるマリアよ、
  そのお心には 私どもの平安を与えよう、その全き心のうちにいて
  私、神の独り子は 勝利をおさめる。 私どもの心は、神の愛が燃える竈(かまど)なる、
  あなたの心となり、私どもの魂は、神々しい宝、楽園なる、あなたの魂*となろう、
  そして私どもの霊は あなたの霊となる。
  そう、私どもと結ばれた誰であろうと 霊が私どもと一つなるがゆえ ♡」

   * 魂とは、ルカ福音書9・24にあるように、いのちとして理解すべきでしょう。

つづく…