ミサと聖体拝領後の祈り
十字架上のイエズスに向う祈り
仁慈にしていとも甘美なるイエズス、われ御前にひざまづきひれふし奉る。預言者ダヴィドが首につきて、「かれらはわが手わが足を貫き、わが骨をことごとく算えたり」
(詩編21章17節〜18節)といいし御有様を、今目前に見奉りつつ、心の大いなる愛情と苦痛とを
もって、主の五つの御傷をひたすら眺め、かつ心にて思いめぐらし奉る。
信望愛の烈しき感情と、わが罪のまことの痛悔と、これを改むる最も固き決心とを、
わが心にしみ徹らせたまわんことをひとえに願い奉る。
天に在す、めでたし、栄唱を教皇の意向のために祈る。
聖体拝領後に唱えれば、全免償 (S.Pean. Ap.,2 Feb. 1934)
アニマ・クリスティ
願わくはキリストの御魂われを聖ならしめ、キリストの御体われを救い、キリストの御血われを酔わしめ、キリストの御脇腹より滴りし水われを清め、
キリストの御受難われを強めんことを。
慈悲深きキリスト、わが願いを聴き入れ、御傷のうちにわれを隠したまえ。
主を離るるを許し給わず、悪魔のわなよりわれを護り給え。
臨終の時にわれを招き、主の御許にいたらしめ、
諸聖人と共に、世々に主を賛美するを得しめ給え。 アーメン。
300日の免償。聖体拝領後に唱えれば7年の免償。
聖イグナチオ・ロヨラ
エンデルレ書店発刊『ピエタ』より