デ・プロフンディス (詩編129)

デ・プロフンディス

主よ、われ深きふちより主に叫び奉れり。
主よ、わが声を聴き容れ給え。
願わくは、わが願いの声に御耳(おんみみ)を傾け給え。

主よ、もし不義に御目(おんめ)を留め給わば、
主よ、たれかよく立つことを得ん。
されど主に御あわれみあるにより、
また主の御戒めのために、主よ、われは主に依り頼めり。

わが魂は主の御言葉(おんことば)に依り頼み、
わが魂は主に希望せり。
朝より夜にいたるまで、イスラエルは主に希望すべし。

そは主の御許(おんもと)にあわれみあり、
また豊かなるあがないあればなり。
主は御みずからイスラエルを、
そのすべての不義よりあがない給わん。

主よ、永遠の安息をかれらに与え、
絶えざる光をかれらの上に照らし給え。

祈願 すべての信者の創造主、かつあがない主にまします天主、
主のしもべ(しもめ)らの霊魂に、すべての罪の赦しを与え給え。
願わくは、かれらが絶えず望み奉りし赦しをば
われらの切なる祈りによりてこうむらしめ給え。
世々に活きかつしろしめし給う主によりて願い奉る。 アーメン。

主よ、永遠の安息をかれらに与え、
絶えざる光をかれらの上に照らし給え。

かれらの安らかに憩わんことを。アーメン。

(公教会祈祷書p304~305)